50歳になり、物忘れや記憶力の低下を感じることがありますが、これは脳が同じ使い方に慣れすぎているからで、加齢によるものではないという記事を見かけました。
脳は50代以降も成長 10代と違う特性、覚え方に生かそう:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD147TM0U3A710C2000000/
脳内科医の加藤俊徳氏によれば、脳が老化するかどうかは使い方次第。脳の細胞同士を結ぶネットワークは、何歳になっても成長していく可能性があるそうです。
学生時代と同じ学び方ではなく、大人脳に適したアプローチが必要です。大人脳は様々なエリアを刺激することで活性化し、成長。また、脳は日常の使い方や経験によって形成され、その個性が発達します。特に、新たな刺激がないと脳は活性化せず、成長も望めないといいます。
コロナ禍では生活が大きく変化し、刺激の不足が続いています。この刺激不足が脳の働きの低下につながり、憂うつな気分や孤独感が増加しているとの報告もあります。しかし、新たな刺激を取り入れることで、脳の凝り固まった状態をほぐし、意欲を取り戻すことが期待できると加藤氏は語っています。
50歳になった私にとっては希望の持てる内容でした。
記事のポイントは次のとおりです。(chatGPTに手伝ってもらいました。)
- 「脳は何歳になっても成長する」─ 加齢に伴う物忘れや脳の低下は脳の使い方に依存する。
- 40〜50代以降、物忘れや記憶力の低下は脳のマンネリ化によるもので、老化よりも脳の使い方に起因する。
- 脳は適切な働きかけを受ければ、何歳になっても成長する可能性があり、80代や90代でも成長が見られる。
- 脳は成長過程で学生脳から大人脳へと進化し、異なるアプローチが必要。大人脳は幅広いエリアを刺激することで活性化し、成長する。
- 脳は日々の使い方、環境、経験によって形成され、個性を持つ。白質の太さや細さが脳の使用頻度に反映される。
- コロナ禍での生活の変化が脳への刺激不足に繋がり、脳の働きの低下に寄与。特に刺激の少ない生活は脳の省エネ化を引き起こす。
- 刺激不足による脳の働きの低下はうつ病と関連があり、新型コロナウイルス禍後に憂うつな気分や孤独感が増加したとの報告がある。
- 脳の凝り固まりをほぐし、意欲を取り戻すためには、脳にさまざまな角度から新たな刺激を与えることが重要。
- 脳の成長には脳細胞の数だけでなく、細胞同士をつなぐネットワークの発達が重要で、脳の成人式は30歳とされている。
- 学生脳は丸暗記が得意で、大人脳は意味を理解してから記憶する「意味記憶」が得意とされている。
- 年齢を重ねると脳のルートが多様化し、意味のある記憶が重要になる。
- 脳の特性は次の3つ
【脳の特性1】脳には複数の「脳番地」があり、バランスよく使うことが重要
【脳の特性2】脳にはよく使う「高速道路」と「一般道路」があり、偏って使うとどちらもサビる
【脳の特性3】脳は飽きっぽい。好きなことばかりやりがたり、ご褒美があると頑張れる
- 脳の使い方によっては認知症予防につながり、脳の成長力は学習や新しい経験を通じて維持できると説かれている。