さらひと☆一期一会

何事も一期一会。日々の生活の中での人やモノ、情報との出会いを忘れないよう、ブログにしたためていきたいと思います。

小児病棟における「遊びのボランティア」(朝日新聞2011/9/6朝刊記事)

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(c) marika写真素材 PIXTA

今日の朝日新聞の朝刊で『小児病棟「遊びのボランティア」 寄り添い癒やし20年』という見出しの記事がありました。
記事は次のとおり始まります。

病室のベッドで、声をからして泣き叫ぶ“小さな命”を放っておけない――。小児病棟の現実に心を痛めた保育士が1991年に始めた「遊びのボランティア」。つらい治療に耐え抜く子どもとその親に寄り添い、笑顔を誘って不安を癒やす地道な活動は20周年を迎えた。支援の輪は各地に広がる。

NPO法人「病気の子ども支援ネット 遊びのボランティア」代表の坂上和子さんが、ボランティアを始めたきっかけから、これまでの活動のエピソードが紹介されています。

大人でさえ辛い入院生活に耐えている子ども達のことを考えると、本当に胸が詰まりますが、「遊ぶ」という子どもたちにとって一番必要なことをボランティアが行い、子ども達の心の支えになっていると知って、少しでも紹介したいという思いに駆られました。

この活動も今年で20周年を迎えることから、20周年記念フォーラムが今月10日午後1時から、東京都中央区の日本橋公会堂で行われるとのことです。
事前申し込みは1千円、当日1500円。詳細はこちらのページで確認することができます。

NPO法人病気の子ども支援ネット遊びのボランティア
 活動紹介の動画もありました。

他にも同様の活動をしている団体として次の団体が紹介されていましたので、HPなどを調べてみました。

NPO法人「難病のこども支援全国ネットワーク」(東京都)
 「プレイリーダー」と呼ばれる人材養成講座の修了者が関東の子ども病院などで活動。

NPO法人「日本ホスピタル・クラウン協会」(名古屋市)
 赤い鼻をつけた道化師(クラウン)たちが平日に小児病棟を訪れて、子どもたちと交流しているとのこと。全国42病院を定期的に回っているそうです。

記事で触れられていますが、海外では、遊びを通して治療を理解させたり検査の苦痛を和らげたりする「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」(米国)、「ホスピタル・プレー・スペシャリスト」(英国)などと呼ばれる専門職があるそうで、日本でも医療関係者などが「子ども療育支援士」の創設を唱えて、今年度から養成を始めているということです。

こちらも調べてみたところ、順天堂大学医学部小児科に事務局を置く「子ども療養支援協会」という団体が活動をしているそうです。
「子ども療養支援協会」
 同協会HPに掲載されいている子ども療養支援士の要件・育成過程は次のようなものとなっています。

子ども療養支援士のRequirements(要件)
 プレパレーション
 ディストラクション
 治癒的なあそび
 アセスメント
 医療と子どもの人権・アドボカシー
 ストレスコーピング
 グリーフケアターミナルケア(?・?)
 療養環境(おもちゃ・環境整備)
 兄弟姉妹の支援
 発達心理・児童心理学・家族心理学
 医療安全・医学情報
 その他
養成課程(案)
<受講資格>
 学士以上(卒業見込み者) または
 医療機関で3年以上の勤務経験者(見込み者含む)
<受講者の選択>
 書類(履歴書と推薦状2通)と面接および小論文
 第1次選考 書類選考
 第2次選考 面接および小論文<資格認定>
 上記過程を履修終了後、実習や講義参加態度、論文、などの総合評価を、
 成績評価委員会で行い、一定基準以上の評価が得られた者。
<教育内容>
 教育機関を借り講義を行う 
 現存のCLS/ HPSの監督・指導下で実習
<教育者>
 講義:CLS/HPSなど、その他様々な立場の 
 専門家が養成に必要な項目を担当して行う
<実習・講義>
 講義:140時間
   (月〜金 5時間×5日)=100時間
 Problem based learning: PBL
   5時間×8日(月1回)=40時間
 実習:CLS・HPSの働く病院で最低700時間以上
    700時間以上を満せれば時間配分は各実習先で決めてよい。
   (たとえば、週に3回1日8時間実習を行う場合は、約7ヶ月間の実習など)
 現場の実務家による専門家の育成を目指す