さらひと☆一期一会

何事も一期一会。日々の生活の中での人やモノ、情報との出会いを忘れないよう、ブログにしたためていきたいと思います。

心を強くするトレーニング。リズミカルな運動でセロトニンを活性化する。

よく聴いているポッドキャスト「サイエンスサイトーク」から印象に残ったものを記録します。

http://ax.itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=200912677

2006年11月05日:心を強くするトレーニング
ReleasedNov 05, 2006

キレやすい子供、うつがちの大人。有田さんは「現代人は自己の行動を抑制する働きを持つ脳内物質、セロトニンに関わる神経が弱っているのが原因ではないか」と見ています。セロトニンとはどういう物質なのか?セロトニン神経は脳内でどういう働きをしているのか?セロトニン神経を強くするにはどうすればいいのか?座禅やウォーキング、ヨガ、フラダンス。また太鼓をたたくといった様々な身体のリズム運動などでセロトニン神経を無理なく「鍛える」方法について伺います。


今回は東邦大学医学部の有田秀穂教授のお話です。

印象に残ったことをメモします。


◆切れる子どもが増えているといわれるが、キレることと脳内物質の関係は証明されていない。そもそも、「キレる」という言葉も医学用語ではない。ただし、大人のうつと共通性があるだろうということはわかってきている。

◆キレるのは、セロトニンの欠乏、伝達障害が原因。
◆脳内のセロトニンの機能が落ちるのがうつの原因。慢性疲労症候群セロトニンの機能低下が原因
セロトニンは元気の基、ストレスによる疲労回復のサポートをする。
セロトニンの機能回復をする薬(SSRI)が開発されてから、うつが改善するようになった。
◆しかし、薬の服用後しばらくは症状が悪くなり、それでも続けると良くなる。
◆薬を使わずにセロトニンを鍛える方法が探すのが有田教授の研究テーマ。
セロトニン神経は起きているときの神経。覚醒時の心と体を支援している。分泌がきちんとできていれば良い。
セロトニンは心や自律神経などを司る脳のあらゆるところにネットワークを張っている。それが弱ると駄目になる。
セロトニンを活性化させるのは基本的なリズミカルな運動。刺激を与えても反応しない。
◆例えば、歩行、咀嚼、(座禅のような)呼吸といったもの。
◆日常的にやっていることがセロトニンを活性化するが、最近は、体を動かさないこと生活が増えてきた。
セロトニンが弱っているサインがある。例えば、目覚めが悪い、体も目覚めない、体に力がない、姿勢が悪い、弱々しい状態、表情に力がない。子どもでも体に力がない、噛む力が弱いといったもの。
◆お坊さんの表情が凛々しいのは、座禅の呼吸法がセロトニンを活性化させるから。坐禅の呼吸法は、いわゆる丹田呼吸法。
◆腹筋は普段の呼吸で使わないが、丹田呼吸法では、腹筋を使って呼吸する。意識して呼吸することが良く、集中して呼吸することが必要。カラオケは微妙
◆坐禅の呼吸をすることで、セロトニンが活性化し、元気になる。
◆リズム運動は、5分は必要。坐禅は線香1本で30分、ジョギングも30分程度まで。
◆フラダンスは心の状態のコントロールが良く、セロトニンを活性化する。
◆座禅は呼吸に集中することが大切。
◆ヨガも気功も同じ呼吸法がベースになっているのでセロトニンの活性化に有効。
◆呼吸は吐くことに集中し、時間を計らないことが大切。
◆できるだけ息をはき切って、吸うのは体に任せる。
◆最低5分、長くても30分まで。疲れたらやめる。
◆3か月(100日)は継続する。
◆継続することでセロトニン神経が構造的に変わり、常時高いレベルで活動するようになる。
◆ひたすら続けることが不可欠。


調べてみると、有田教授はセロトニンに関する著作もあり、とても有名な方なのを知りました。このトークでもおっしゃっていることがわかりやすく、納得できるものでした。

先日の体力面でのトレーニングについての東京大学大学院の石井教授の話にあった無理なくトレーニングを続けることとも共通点があり、やはり、適度な運動は心と体のために良いものなのだということがわかってきました。

有田秀穂@はちラボ検索事典
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